2026-10-23
Gen Zはなぜ「2016年ごっこ」に熱狂するのか──“2026 is the new 2016”ノスタルジア潮流
英語圏のSNSでは今年、「2026 is the new 2016(2026年は新たな2016年だ)」というフレーズがTikTokやInstagramを席巻しています。2016年当時のファッションや音楽、インターネット文化を“再演”するムーブメントで、10年前の自撮り写真やSnapchatの犬フィルター、当時流行したチャレンジ動画を引っ張り出し、「また2016年に戻れたら」というキャプションを付けて投稿する形式が定番です。複数の海外メディアによれば、「2016」関連の検索やハッシュタグ投稿は今年初頭から急増し、TikTok上では数百万〜数千万規模のコンテンツ群に成長。Beyoncé『Lemonade』や『ポケモンGO』、VineやMusical.ly(現TikTokの前身)といった“あの年”の記号が、Z世代の間で改めてステータスシンボルになっています。背景には、パンデミックや政治的分断、AIの急拡大で「今」が不安定に感じられるなか、SNSがまだもう少し素朴で、“盛りすぎていない”時代への憧れがあると指摘されます。懐古ブーム自体は日本でもおなじみですが、「特定の1年」を世界規模でロールプレイする発想はまだ小さい波。10年サイクルでの“年単位ノスタルジア”が、今後日本の若者文化にも波及する可能性があります。
元記事: 2026 Is the New 2016: A Nostalgia Trend on Social Media