2026-10-21
“AIで盛れた自分”が新しいメイクのゴールに──世界で広がる「AIエンハンスド・ビューティ」
ビューティテック企業AURELIAが公開した「Global Beauty Index」が、世界の美容・審美トレンドをデータで可視化し、業界内で話題になっています。10月最新版のランキングでは、地域別のメイクトレンドと並んで、「AI-Enhanced Portraits(AIエンハンスド・ポートレート)」が“急上昇中の美意識”として世界トップクラスに位置づけられました。これは、生成AIや画像加工アプリで肌や骨格を理想化した“デジタル版の自分”をつくり、そのイメージを現実のメイクやスキンケアの目標にする動きです。
同インデックスによると、ツヤ感の強い「ガラス肌」やクローム系メタリックメイクなど既存トレンドと並び、AIエンハンスドなポートレート投稿が世界的に急増。特に北米や欧州では、AIが自動生成した“完璧な肌”をもとに、美容クリニックやコスメカウンターで「この顔に近づけたい」と相談するケースが増えているといいます。また、SNS上では、AIで生成した“デジタルツイン(仮想の分身)”に日替わりアウトフィットやヘアメイクを着せ替え、そのスクショをファッションの参考にする若者も登場。
ウェルビーイングの観点からは懸念もありますが、今後は「AIがつくった理想像」と「現実の自分」のギャップをどう扱うかが、ビューティブランドやプラットフォームにとって新しい論点になりそうです。