2026-10-21
ミレニアル世代はなぜ“キダルティング”にハマるのか──ブラインドボックスとクレーンゲームがつくる新しい余暇市場
米ビジネスメディアが、いま欧米のミレニアル世代(おおよそ30〜40代)で急拡大している「キダルティング(kidulting)」に注目しています。これは“kid(子ども)+adult(大人)”を組み合わせた造語で、大人が自分のためにおもちゃやゲーム体験にお金を使うライフスタイルを指します。特に、何が入っているか分からない小箱を買う「ブラインドボックス」や、アーケードのクレーンゲーム(UFOキャッチャー)が象徴的な消費として紹介されています。
米ハリスポール(世論調査会社)の最新調査によると、調査対象の大人の8割が「ここ1年で自分のために遊び目的の消費をした」と回答。ミレニアル世代では、そのうち9割以上が金銭支出を伴い、約8割が100ドル(約1万5,000円)以上を費やしていました。ブラインドボックスやミステリーボックスを“自分用”に購入した人の比率も、Z世代・ミレニアル世代では5〜6割に達し、X世代やベビーブーマー世代の3倍以上という結果です。
背景には、景気不安のなかでも「小さなご褒美」で気分を上げたい心理や、ギャンブルに似た“当たるかもしれない”ドキドキ感があります。記事では、クレーンゲームやブラインドボックスを「スロットマシンのような心理的引力を持つ」と表現し、コレクション棚にずらりと並んだフィギュアが、大人世代の新しい自己表現になりつつあると分析しています。