2026-10-15
米若者が“ピザから礼拝堂へ”? Z世代の「カジュアル信仰コミュニティ」ブーム
アメリカではここ数年、Z世代が宗教やスピリチュアル(精神性)との距離感を静かに変えつつある。調査会社The Harris Pollが10月1日に公開したレポートによると、意外にもZ世代は他世代よりも「宗教心が強い」と自己認識しており、その表れとして、既存の教会や寺院というより「コミュニティスペース」に近い集まりが各地で増えているという。
レポートでは、ピザパーティと礼拝を組み合わせた若者向けミサ「Pizza to Pews」や、ウォーキングを祈りや瞑想の時間にする「Holy Girl Walks」、ユダヤ教の安息日ディナーを気軽に体験する「Shabbat Clubs」、ヨガやカフェ文化と結びついたライトな仏教コミュニティなど、形式にとらわれない“ゆるい信仰サークル”が紹介されている。特徴的なのは、政治色や厳格な教義を前面に出さず、「安心して集まれる居場所」として機能している点だ。
日本でも“推し活寺社巡り”や、ご朱印集めをきっかけにしたゆるい宗教との接点はあるが、米Z世代のように、食事会や散歩と信仰をセットで再編集する動きはまだ限定的だ。この“カジュアル信仰コミュニティ”は、孤立しがちな若者の新しいセーフスペースとして、今後さらに注目されそうだ。