2026-10-13
若者の“なりたい自分”は「ビカミング・チャイニーズ」? ミームから広がる新しい憧れ方
欧米のSNS、とくにTikTokやX(旧Twitter)では、ここ1年ほど「Becoming Chinese(ビカミング・チャイニーズ)」という不思議な表現がミームとして広がっています。直訳すると「中国人になっていく」ですが、実際には人種や国籍を変えるという意味ではなく、「中国っぽいライフスタイルや価値観に憧れる」というネットスラングとして使われています。
背景には、中国の都市生活やカフェ文化、美容・ファッション、節約志向のライフハックなどを紹介する動画の人気があります。ユーザーは、中華料理を自炊したり、中国系スーパーでの買い物風景を投稿したりしながら、「今日はかなりChineseだった」などと自虐的・ユーモラスに自己演出します。一部メディアは、この動きを「ウェルネス(心身の健康)や仕事観まで含めた新しい憧れの方向」と分析しつつ、ステレオタイプ強化への懸念も指摘しています。
日本ではまだあまり報じられていませんが、「韓国風」「フレンチ風」と並ぶ“カルチャーごとのなりきり消費”の一類型として、今後議論を呼びそうな現象です。
元記事: Becoming Chinese