2026-10-05
レストランでスマホを“施錠”する夜──米外食シーンで広がる「ノースクロール・ディナー」実験
米国の飲食業界では、ここ数日「スマホは新しいタバコだ」という強い言葉とともに、食事中のスマートフォン使用を制限する動きがニュースになっています。全国紙系メディアの報道によると、一部のレストランやバーでは、入店時に専用ポーチにスマホを入れて封をしたり、テーブル全員が端末をボックスに入れればワイン1本を無料にする、といった仕組みを導入。スクロールをやめて会話と食事に集中してもらう「ノースクロール・ディナー」が新しいホスピタリティの実験として語られています。
背景には、食事中の撮影やSNS投稿が当たり前になった結果、「他人の画面が視界に入り続けるストレス」や、サービス提供側から見た“ながら客”への違和感があります。一方で、仕事連絡や家族ケアのために常に連絡手段が必要な人にとっては負担になりかねないとの懸念も。業界関係者のインタビューでは、「マナー啓発」と「過度な規制」のバランスを巡り、賛否両論が出ています。
とはいえ、こうした“スマホ前提ではない夜”をあえて設計する試みは、欧米のノーフォン・パーティや静かな読書バーの流れとも接続するものです。日本でも、撮影や通話を控える「集中ディナー」や、デバイスフリーな会食プランなど、ローカルな形で応用されていく可能性があります。
元記事: Restaurants lock up customers' phones as devices become the 'new cigarettes'