2026-10-01
ミニマルでも“かわいい余白”を残す──欧州で広がる「サイレント・マキシマリズム」インテリア
ヨーロッパのインテリアメディアで最近取り上げられているキーワードが「サイレント・マキシマリズム」です。マキシマリズムとは、色や物をたくさん詰め込む派手なインテリア傾向のことですが、ここでいう“サイレント”は、その要素をごく控えめに差し込むスタイルを指します。全体は北欧風ミニマルのまま、棚の一角だけ色鮮やかなオブジェを密集させたり、小さなギャラリーウォールをつくったりと、「静かな騒がしさ」を演出するのが特徴です。
背景には、パンデミック以降に定着したミニマルインテリアに飽き、しかし一気に部屋を派手に変える勇気はない層の存在があります。特に賃貸住まいの若者にとって、大掛かりな模様替えをせずに“自分らしさ”を足せる方法として支持されています。
専門家は、SNSでの「背景映え」意識も影響していると分析します。普段は落ち着いた部屋として機能しつつ、オンライン会議や自撮りのときだけ、集中的に飾ったコーナーが画面に入るよう設計する人も多いとのこと。日本のシンプル志向の部屋とも相性がよく、今後取り入れやすいトレンドと言えそうです。
元記事: ‘Silent Maximalism’ Is Taking Over Europe’s Small Apartments