2026-09-25
「フォーエバーケミカル」がライフスタイル議題に──米国で広がるPFAS意識向上ウィーク
欧米のニュースではここ数日、「フォーエバーケミカル(Forever Chemicals)」というキーワードが改めて大きく扱われています。これはPFAS(ピーファス)と総称される有機フッ素化合物の一群で、焦げ付き防止フライパン、防水加工のアウトドア用品、化粧品、食品包装など、日常の無数の製品に使われてきた物質です。極めて分解されにくく環境中に蓄積しやすいため“永遠の化学物質”と呼ばれ、癌リスクや肝臓・甲状腺への影響など、健康面への懸念が国際的に高まっています。米ミシガン州では9月21〜25日を「PFAS Awareness Week(PFAS啓発週間)」と定め、各地で住民向けイベントや講演会、オンラインセミナーを開催。州政府や環境団体が、水道水の検査方法、汚染地域での魚の食べ方ガイド、PFASを含みやすい生活用品(耐油紙容器、防汚カーペットなど)の避け方といった実践的な情報を共有しています。地元メディアも、「フォーエバーケミカルから身を守る4つの方法」など、日々の暮らしレベルの対策を特集。これまで環境ニュースとして扱われることが多かったPFAS問題が、「どんなフライパンを買うか」「どのアウトドアウェアを選ぶか」といったミクロな消費行動の見直しへとつながりつつある点が、ライフスタイル面での新しいトレンドと言えそうです。