2026-09-19
Z世代は“シマシマ”に飲む──世界で広がる「ゼブラ・ストライピング」的ライフスタイル
お酒との付き合い方をめぐって、海外の若い世代のあいだでキーワードになっているのが「ゼブラ・ストライピング(zebra striping)」です。直訳すると“シマウマ模様”ですが、ここではアルコール飲料とノンアル(もしくは低アルコール)飲料を交互に注文し、酔いすぎを防ぎながら社交の場を楽しむスタイルを指します。大手食品企業ADMのグローバルトレンドレポートは、Z世代の57%が過去12カ月で飲酒量を減らしたと報告し、その実践方法のひとつとしてゼブラ・ストライピングを紹介しています。
英コンサルHatchの飲料レポートでも、ノンアル市場の拡大を支える大きな要因として同トレンドを挙げ、「Z世代はお酒を拒否しているのではなく、再定義している」と指摘。お酒をゼロにするのではなく、“飲む/飲まない”を細かく切り替えることで、翌日のコンディションやメンタルヘルスを優先する層が増えていると分析します。
大学のリユニオン向けガイドブックでも、ノンアルビールが「カクテルと交互に飲むことでちょうどよい酔い心地をキープするツール」として紹介され、ゼブラ・ストライピングの考え方が一般層にも浸透しつつあることがうかがえます。
医療系メディアによる若年層の飲酒調査記事では、「ドライ(完全禁酒)」ではなく“ダンプ(damp:ほろ酔い・控えめ)”な飲み方を選ぶ流れの一部として位置づけられ、健康リスク低減の観点からも注目を集めています。 日本でもノンアル市場が拡大するなか、量ではなく「リズム」で飲酒をコントロールするという発想は、今後紹介される機会が増えそうです。