2026-09-05
「ホビーマキシング」で予定表が真っ黒に──Z世代が“趣味を詰め込む”理由
北米メディアで今年じわじわ取り上げられているのが「ホビーマキシング(hobby‑maxxing)」というライフスタイル・トレンドです。TikTokでは、1週間の予定表を見せながら「これが私のホビーマキシング」と語る動画がバズり、検索数も急増。仕事終わりや週末に、ダンス、陶芸、ガーデニング、ボランティア、ボードゲーム会など、複数の趣味予定をぎっしり入れる若者が増えていると報じられています。
特徴的なのは、“生産性”よりも「子どもの頃のワクワク感」を取り戻すことが目的とされている点です。米紙の取材では、ミレニアル世代の一部はこの動きを「プレデジタル時代の遊びへの回帰」と評価し、「大人になって喜びを見つける最善の方法は、子どもの頃に熱中したことをもう一度やること」と語っています。認知機能に関する学術研究でも、パズルや手芸など認知的に負荷のある趣味が、記憶力や注意力の維持に役立つ可能性が示されています。
一方で、趣味を“マキシング(最大化)”するという言葉遣いに対し、「休むことまで競争にしてしまうのでは」と警戒する声もあります。予定を詰め込みすぎて逆に疲弊しないよう、「一人で没頭する趣味」と「友人と共有する趣味」をバランスよく組み合わせることが鍵だと専門家は指摘します。仕事や就活の評価軸から離れた“役に立たない楽しみ”にあえて時間とお金を割くこのムーブメントは、日本の「学び直し」や大人向けカルチャースクールとも相性が良さそうです。
元記事: What Is Hobby-Maxxing? Why Gen Z and Millennials Are Obsessed in 2026