2026-08-28
インフルエンサーは“実用性”で選ぶ時代へ──北米で語られる「ユーティリティ・エラ」とは
「とにかく有名人に頼めばいい」というインフルエンサーマーケの常識が、北米を中心に見直されつつあります。最近のトレンド分析では、生活者がフォローしたいのは“憧れの人生”よりも“実際に役に立つ人”だと指摘され、「ユーティリティ・エラ(実用性の時代)」という言葉でまとめられています。
高級バッグを並べる「クローゼットツアー動画」や、完璧に整ったインテリアのルームツアーといった“見せびらかしコンテンツ”は飽和気味。その一方で、「この3つの調味料だけで平日夕飯を回すコツ」や「中古家具を長持ちさせるメンテナンス方法」など、庶民的な生活をそのまま見せながら、具体的なハウツーを教えてくれるクリエイターが伸びています。
また、SNSから一段深い関係を築く場として、ニュースレターや長文エッセイなど“読むコンテンツ”に移行するクリエイターも増加。フォロワーは、派手なライフスタイルを追体験するより、「この人の考え方や情報整理の仕方を自分の生活に取り入れたい」と考えているという分析です。
日本でも、「身の丈感のある暮らしインフルエンサー」や、サブスク型メルマガを通じて実務的な知見を共有するクリエイターがじわじわ増えており、同様の“実用シフト”が進む可能性があります。