2026-08-15
北米Z世代に広がる「ノーフォン・ライブ」──カメラ封印で“その場にいる”音楽体験がリバイバル
北米や欧州のクラブシーンで、ライブ中のスマホ撮影を禁止する「ノーフォン・ライブ」が静かに広がっている。入場時にスマホカメラにシールを貼ったり、専用ポーチに封印する方式で、客がステージを撮影できないようにする仕組みだ。テクノやインディー系の小規模イベントを中心に導入が進み、「画面越しではなく、その場の一体感を味わいたい」というZ世代の声が背景にある。
これまでライブ会場では、観客が一斉にスマホを掲げる光景が“当たり前”になっていた。だが最近は、撮影に気を取られて踊れない、SNS用の“映え”ばかり意識してしまう、といった反発も増えている。ノーフォン・ライブでは、プロのカメラマンやドローンが公式写真や動画を提供する代わりに、観客は“記録より体験”を優先する。「レイブ(ダンスミュージックのパーティー)は、本来もっと自由で没入できる場だった」という回顧と、「アルゴリズムに支配されない夜を過ごしたい」という感覚が重なり、Z世代発のミニ・ムーブメントになりつつある。日本ではまだ一部フェスでの試みが中心だが、クラブカルチャーの新しい差別化要素として注目しておきたい流れだ。
元記事: GenZ has ruined live music (discussion of phone-free parties and no-phone policies at techno events)