2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-08-11

“ノーフォン・パーティー”が若者の遊び場に? 北米で広がる“カメラオフ”な夜

スマホ世代のZ世代のあいだで、あえて「スマホ禁止」で集まるイベントがじわじわ広がっている。米国西海岸では、ダンスフロアでの撮影やSNS投稿を禁じる「No Phone Party(ノーフォン・パーティー)」をテーマにしたクラブイベントやリスニングパーティーが増え、地元の掲示板やRedditでも情報交換が行われている。サンディエゴの掲示板には、ライター志望の投稿者が「若者がスマホをしまって対面でつながる場」を取材するため、ノーフォン系イベントを探していると書き込んでいる。

こうしたイベントでは、入場時にスマホを封印袋に入れて預けたり、そもそも電波が届かない会場を選んだりするケースもある。参加者からは「誰もカメラを向けてこないので、久しぶりに自由に踊れた」「写真映えより、その場の雰囲気を楽しめる」といった声が寄せられている一方、「グループ同士が固まってしまい初対面の人とは話しづらかった」といった課題も指摘されている。

コミュニケーション戦略会社のトレンドレポートによると、UKと米国では大人のダンス参加率が1990年代から半減しており、「監視されている感覚」や常時撮影される不安が要因の一つとされる。人気ラッパーのTyler, The Creatorは新作アルバムのリスニングイベントを“ノーフォン”で開催し、「ダンスを取り戻そう」と呼びかけ、SNS上で大きな反響を呼んだ。

日本でもフェス会場での撮影ルールが議論になることはあるが、「一晩だけスマホを完全に手放す」というイベントはまだ少ない。北米のノーフォン・パーティーは、単なるノスタルジーではなく、「常に記録される前提の世界」から一時的に逃れるための“デジタル避難所”として機能し始めていると言える。

元記事: WEEKLY TRENDS REPORT – Dance Recession / No Phone Parties