2026-08-07
欧州発「サブスクよりレンタル」シフト──モノを“持たない贅沢”が次の消費スタイルに
欧州を中心に、ファッションや家電、家具などを「買う」のではなく、必要なときだけレンタルする動きが改めて広がっています。サブスク型サービスよりも、特定の期間だけ借りるシンプルな「レンタル消費」を選ぶ人が増えており、決済大手が行った2026年のグローバル調査では、ドイツなど一部の国でZ世代の約4〜5割が「新品を買うよりレンタルを選ぶことがある」と回答しています。
SNSでは「クローゼットを持たないオシャレ」「イベント専用ワードローブ」といったハッシュタグとともに、ドレスやブランドバッグをレンタルで楽しむ動画が人気です。背景には、物価高で一度に大きな出費をしにくいこと、収納スペースの問題、そして環境負荷への意識の高まりがあります。同じ調査では、若年層ほど「自分の消費が環境に与える影響を意識して行動する」と答える割合が高いことも示されています。
興味深いのは、「ミニマリスト」よりも柔軟な姿勢です。完全にモノを持たないのではなく、「所有は最小限に、体験は最大化」という発想で、必要なときだけ質の高いモノにアクセスする感覚に近いと言えます。日本でもドレスレンタルや家具のサブスクは定着しつつありますが、欧州の若者の間では、より広いジャンルで「借りること自体がおしゃれで意識的な選択」として語られ始めています。