2026-08-06
ブラジルZ世代がハマる「夜のベランダ映画館」——集合住宅バルコニーがミニシアターに
ブラジルの都市部で、この夏じわじわ広がっているのが「ベランダ映画館」ブームです。マンションのバルコニーに小型プロジェクターを設置し、向かいの壁や白いシーツに映画やドラマを投影して楽しむスタイルで、SNS上ではポルトガル語で「cinema na varanda(ベランダの映画館)」とハッシュタグ化されています。
背景には、物価上昇で映画館に通う頻度が減ったことや、コロナ禍以降定着した“おうち時間”の延長があります。家庭用プロジェクターの低価格化も追い風で、若者たちはアウトドアチェアやクッションを並べ、ポップコーンと屋台風スナックを用意して、半分はパーティー、半分は映画鑑賞というライトな集まりを楽しんでいます。
特徴的なのは、鑑賞作品がハリウッド大作だけでなく、ブラジルの古いテレビドラマや地元インディーズ映画など、ローカルコンテンツに偏っていること。近隣から見える・聞こえることを前提に、子どもも一緒に見られる作品を選ぶなど、コミュニティ意識も垣間見えます。騒音問題を避けるため、字幕で静かに楽しむスタイルが推奨されており、英語圏メディアは「新しい形のネイバーフッド・シネマ」として紹介し始めています。
元記事: ‘Cinema na Varanda’: How Brazilian Gen Z Is Turning Balconies into DIY Movie Theaters