2026-08-04
ティーンがハマる「ガラスフード」動画──食べものが“透明オブジェ”になるTikTok美学
北米や欧州のTikTokではいま、「ガラスフード(Glass Food)」と呼ばれる不思議なビジュアルトレンドがじわじわ拡大しています。パンやラーメン、フルーツなど日常の食べものを、CGやフィルターで“ガラス細工”のように透き通らせる動画スタイルで、テック系カンファレンスの論文でも「ティーンのフード美学」として取り上げられ始めました。
通常の料理動画と違い、焦点は「おいしさ」ではなく“質感(テクスチャー)”と“光の反射”。投稿者は3Dソフトや生成AIツールを使い、ゼリー状に震える透明ラーメンや、内部構造まで見えるガラスケーキなどを制作します。SFアニメに出てきそうな未来食=「食べられるデジタルアート」として楽しまれているのが特徴です。
背景には、スクロールの中で一瞬で目を引く「アルゴリズム向けビジュアル」志向の強まりがあります。研究者は、こうしたトレンドが10代の“食との付き合い方”──栄養よりも見た目・演出を優先する態度──にどう影響するかを注視しています。日本ではまだほとんど知られていませんが、食品メーカーのプロモーション映像に転用される日も近そうです。
元記事: Envisioning Future Food, Technology, and Health: Teens’