2026-07-19
「ネオ中華スタイル」が米国でブーム——マンディリンジャケットが“クールな日常着”に
中国系以外の若者の間でも、中国伝統服を現代風にアレンジした「ネオ中華スタイル(Neo-Chinese Style)」が静かに広がっています。中国メディアによると、米国のZARAなど大手ファストファッション店では、立ち襟とチャイナボタンが特徴の「マンディリンジャケット(Mandarin jacket/中国語では唐装=タンヅァン)」が今春から売れ筋アイテムに。SNS上では「#xinzhongshi(新中式)」というハッシュタグでコーデ写真が拡散され、TikTokやInstagramで2026年の大きなファッショントレンドと位置づけられています。
特徴は、あくまで“伝統衣装そのもの”ではなく、カラーや素材をストリート寄りに調整した日常使いできるデザインであること。デニムやスニーカーと合わせるカジュアルスタイルが主流で、チャイナドレス的な要素をさりげなく取り入れることで「どこの文化にも寄りすぎないグローバル感」を演出できると、Z世代を中心に支持されています。
同時に、文化盗用(カルチャー・アプロプリエーション)を懸念する議論もあり、「中国文化へのリスペクトをどう示すか」が海外の記事でも語られています。日本でもチャイナボタン付きトップスは一定の人気がありますが、「ネオ中華」を意識したストリート寄りの再解釈はまだ少なく、今後セレクトショップやEC発ブランドがどのように取り入れるかがカギになりそうです。