2026-09-15
“話すことで伝える力”を広げる 重度障害者向けコミュニケーション端末「Genesis」シリーズ
米PRC‑Saltillo社は、重度の言語・運動障害を持つ人のコミュニケーションを支援する新しいAAC(拡大・代替コミュニケーション)機器シリーズ「Genesis」を世界向けに発表しました。AACとは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)や脳性まひなど、口頭での会話が難しい人が意思を伝えるための専用端末やアプリの総称です。Genesisはタブレット型の専用デバイスで、シンボル(絵文字のような記号)や単語をタップして文章を作り、合成音声で読み上げることで対話を可能にします。
新シリーズでは、耐久性の高い筐体や長時間駆動バッテリーなど、日常生活や学校・職場での常時利用を想定した設計を採用。視線入力やスイッチ操作など、多様な身体条件に合わせた入力手段にも対応します。また、同社の語彙システムやトレーニングプログラムがあらかじめ搭載されており、利用者本人だけでなく家族・支援者が学びながら設定を調整できる点も特徴です。一般向けのタブレットアプリではなく、福祉機器としてハードとソフトを一体提供することで、医療・教育現場での信頼性とサポート体制を前面に打ち出しています。