2026-08-13
ロシア小売大手Magnit、スーパーアプリ化を加速 AIアシスタントと“スマホ決済レジ”を一体提供
ロシアの大手スーパーマーケットチェーン「Magnit(マグニット)」が、モバイルアプリを軸にしたデジタル戦略を年次報告書で公表し、店舗とオンラインをまたぐ“スーパーアプリ化”が進んでいます。Magnitアプリには、買い物履歴や嗜好に基づき商品をおすすめするAIアシスタント「Magic」が搭載されており、ユーザーはチャット形式でレシピ提案や節約術などのアドバイスを受けることができます。
同社はさらに「Checkout in Your Smartphone」というモバイル決済機能を会員向けに展開。来店客はアプリで商品バーコードをスキャンし、そのままアプリ内で支払いまで完結することが可能です。レジ待ちの行列を避けたい利用者にとっては、いわば“セルフレジをポケットに入れた”ような体験になります。加えて、年齢確認をチャットアプリ「MAX」経由のデジタル認証で行うなど、IDチェックの自動化も進めています。
ヨーロッパでは、スーパー各社が独自アプリでロイヤルティプログラムやデリバリー注文を提供していますが、MagnitはAIアシスタントやモバイルセルフ決済を組み合わせ、より踏み込んだデジタル日常インフラを目指している点が特徴です。将来的には、アプリ内での個別クーポン配信や、店舗内のデジタルサイネージとの連携強化も見込まれます。