2026-10-24
米地方債に世界の資金が殺到 最高税率投資家で「実質利回り8%超」の魅力
米国の地方債(ミュニシパル債、州や市などが発行する債券)が、世界の債券投資家から改めて注目を集めています。運用会社ブラックロックの最新レポートによると、米連邦税の最高税率層の投資家にとって、地方債の税引き前利回りを税優遇分まで考慮した「税引き後換算利回り」は9月末時点で8%超に達しました。これは多くの社債や配当株を上回る水準で、金利上昇局面で一時敬遠されていた地方債が、魅力的なインカム(利子収入)商品として見直されていることを意味します。
地方債は、利子が連邦所得税の対象外となる場合が多く、高所得者にとって節税効果が大きいのが特徴です。ブラックロックの担当者は、現在の水準は「歴史的に見ても魅力的な利回りをロックインできる局面」とコメントしており、今後金利が上下どちらに動いても、長期保有による安定収益が期待できるとしています。一方で、個別自治体の財政リスクや、金利がさらに上昇した場合の価格下落リスクも残るため、分散投資型ファンドや信用調査の充実した運用商品を通じて投資するのが一般的になりそうです。
元記事: Munis are hot right now: And there’s plenty to go around