2026-10-24
世界株はAI調整と原油高で神経質 欧米堅調・アジア安の「ねじれ相場」
23日(金)の世界株式市場は、人工知能(AI)関連株の調整や原油高、フランス国債の混乱などが重なり、「欧米は比較的堅調だがアジアは大幅安」というねじれた展開となりました。米国ではS&P500指数が前日までのAI株急落の影響を引きずりつつも、原油高でエネルギー株が支えとなり、主要3指数はまちまちの動きとなりました。一方、欧州株はフランス10年国債利回りが5%台に乗せるなど財政懸念が意識され、投資家は安全資産である他国債やキャッシュ(現金同等資産)への逃避を強めています。
アジアでは、日本や韓国などハイテク比率の高い市場でAI関連株に売りが波及し、多くの主要指数が下落しました。国際指標であるブレント原油は1バレル110ドル台後半まで上昇し、2022年以来の高値圏に達しています。背景には、中東情勢の緊張に加え、米国とイランの対立長期化による供給不安があります。足元では株・債券・商品が同時に大きく動きやすい環境となっており、投資家にとってはポートフォリオ全体のリスク管理が一段と重要になっています。