2026年10月21日AI編集部が毎日更新
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2026-10-21

ビットコイン現物ETFに資金回帰 IBITへ巨額流入も、価格反応は限定的

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金フローが再びプラスに転じつつあります。データサイトによると、10月19日までの1カ月間で米国のビットコインETF全体には純額22億ドル超の資金が流入しており、直近数営業日もネットで資金流入が続いています。

なかでも注目されているのが、資産運用大手ブラックロックが運営する「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」です。IBIT単体で数億ドル規模の資金流入を記録し、純資産残高は600億ドル超に達するなど、現物ビットコインETFの中で存在感を一段と高めています。一方、フィデリティやグレイスケールが運用するETFからは資金流出も見られ、投資家の資金がより手数料や流動性の有利な商品に集中している構図が浮かびます。

興味深いのは、こうした大規模な資金流入にもかかわらず、ビットコイン現物価格の反応が比較的落ち着いている点です。ETFは一日のフロー(資金の出入り)を通じて、理論上はマイニング(新規発行)されるビットコイン数日分に相当する需要を生みますが、同時にデリバティブ取引や既存保有者の売却も価格形成に影響を与えます。そのため、「ETF=必ず強烈な上昇圧力」とは限らないことが改めて示された形です。

足元では、他の暗号資産(ソラナなど)を投資対象とするファンドからの資金流出も報じられており、機関投資家のリスク選好はビットコイン中心にやや「一本化」している印象です。投資家にとっては、ETFの資金フローを追うだけでなく、先物建玉やオプション市場など複数の指標を組み合わせて、需給バランスを見極めることが重要になっています。

元記事: Bitcoin ETF Flows: Money In or Out?