2026-10-15
ビットコインETFが1億5,000万ドル超の資金流出 「高金利」とAI株ショックでリスク回避
10月14日の米市場では、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)12本の合計で約1億5,000万ドル(約230億円)の資金流出が発生しました。現物ETFは、ビットコインそのものを裏付け資産として保有する投資商品で、今年に入って以降、個人や機関投資家の資金流入が価格を押し上げる要因となってきました。しかし、今回は米CPIの想定以上の伸びを受けて長期金利が上昇し、株式市場、とくにAI(人工知能)関連のハイテク株が大きく下落するなど、リスク資産全般に売りが広がった形です。
ビットコイン自体の価格も、14日の取引で前日比マイナス圏に沈み、イーサリアム(ETH)など主要アルトコインも同様に軟調でした。ETFからの資金流出は、短期トレーダーがリスク資産へのエクスポージャー(保有比率)を引き下げていることを示唆します。一方で、ETFの純資産残高は依然として年初来で大幅な増加を維持しており、長期投資家の保有姿勢は崩れていないとの見方もあります。今後は、米金融政策の行方や株式市場の調整局面が、暗号資産全体のセンチメントにどう波及するかが焦点となりそうです。