2026-10-13
金価格は2カ月安値から反発 上昇の主役は「中東不安」より米金利とドル高
金(ゴールド)相場は先週終盤から持ち直し、10月12日時点で1トロイオンス=4,180ドル前後と、直近の2カ月安値から反発しています。表面的には、サウジアラビアへの攻撃など中東情勢の緊迫化で「安全資産」としての需要が高まっているように見えますが、実際には米長期金利やドル相場といった金融要因が価格を左右しているとの見方が強まっています。
金は通常、利息や配当を生まないため、米10年債利回りが5%超、30年債が5.6%前後と高水準にある中では相対的に魅力が薄れがちです。足元の反発も、安全資産買いというより、30年債入札で堅調な需要が確認されて金利上昇が一服したことが背景とされています。一方で、エネルギーショックを背景にドル指数が18カ月ぶり高値圏にあることは、ドル建てで取引される金を割高にし、世界の投資家の需要を抑える要因となっています。
市場では「地政学リスクが一段と高まれば金は再び買われるものの、当面は金利とドル動向が主役」という見方が多く、投資家は安全資産としての役割と金利感応度(利回りの変化に対する価格の反応)のバランスに注意を払う必要がありそうです。
元記事: Gold Rebounds from a Two-Month Low as Yields, Not Riyadh, Set the Pace