2026-10-07
ドル高で金はテクニカル支持線割れ寸前 ユーロは下げ止まり、株価は堅調
10月6日の欧州市場では、ユーロが対ドルで下げ止まりを見せる一方、金価格は4,120ドル近辺までじりじりと下落し、重要なテクニカル支持線を試す展開となりました。金は通常、安全資産とみなされますが、足元では米長期金利とドル指数の上昇が続いており、その支えを相殺しています。レポートによると、ドル指数は17カ月ぶりの高値圏にあり、投資家は米国の高金利が長引くシナリオを意識しています。
他方、欧州株式指数は総じて堅調で、「ドル高・金安・株高」という組み合わせが同時に進んでいる点が特徴的です。これは、金利上昇による圧力にもかかわらず、企業収益やAI(人工知能)投資への期待が株式市場を支えている構図といえます。為替市場では、日欧の金融政策スタンスの違いが引き続きテーマで、日本の長期金利が4%台まで上昇する一方で、欧州中央銀行(ECB)は追加利上げに慎重姿勢をにじませています。
金市場では、4,100ドル台前半から半ばにかけて価格帯が厚く、ここを明確に割り込むかどうかが短期的な焦点です。安全資産としての需要は、中東やウクライナ情勢など地政学リスクで下支えされていますが、「高金利+ドル高」という逆風が強く、ファンド勢の短期売りも出やすい環境です。投資家にとっては、金をインフレヘッジとするか、むしろドル建て債券を優先するか、ポートフォリオの見直しを迫られる局面となっています。