2026-10-07
金価格は4,100ドル台後半で小幅高 「利上げ打ち止め期待」とドル高の綱引き続く
10月6日の国際金先物相場は1トロイオンス=4,100ドル台後半で小幅に上昇しました。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の12月限は、前日終値比0.3%高の4,169ドル台で始まり、一時4,187ドル台まで買われました。ここ1週間ほどは狭い価格レンジでの推移が続いており、市場は複数の要因のせめぎ合いをにらんだ神経質な展開となっています。
背景には、米雇用指標の弱さや中東の原油供給不安の後退からインフレ懸念がやや和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月の会合で追加利上げを見送るとの見方が強まっていることがあります。CMEの金利先物に基づく「FedWatchツール」では、据え置き予想が約8割を占めています。一方で、依然として高水準にある米国債利回りとドル高が、利息の出ない金の魅力をそいでいる状況です。
また、欧州時間ではドル指数が17カ月ぶり高値圏に張り付くなか、金相場は4,120ドル近辺のテクニカル節目に接近。安全資産としての需要はあるものの、「高金利」と「ドル高」という逆風に押されるかたちで上値は限定的です。投資家は、今後発表される米物価指標やFRB高官の発言を見極めつつ、金の保有比率を調整していく流れになりそうです。