2026-10-07
米ハイテク株が史上最高値更新 金利上昇一服で「AI相場」に追い風
米国株式市場では10月6日、S&P500とナスダック総合指数がそろって史上最高値を更新しました。背景には、ここ数週間市場を揺さぶってきた米国債(金利)の急騰が一服し、長期金利がわずかに低下したことがあります。一般に、長期金利が落ち着くと、将来の成長期待を織り込むハイテク株やAI(人工知能)関連株の現在価値が高まりやすく、株価の追い風となります。
投資家の視線は、これから本格化する2026年7〜9月期の決算シーズンに向かっています。AI向け半導体メーカーのエヌビディア(Nvidia)や、ナスダック100指数に連動するETF(上場投資信託)など、成長銘柄への物色が強まりました。一方で、金利上昇で相対的な魅力が低下した高配当株や不動産・公益などディフェンシブ(守り)のセクターは出遅れが目立っています。
債券市場では10年国債利回りが5.31%の直近高値からやや低下し、原油価格も100ドル近辺で落ち着いた水準にとどまりました。市場では「インフレ懸念は根強いものの、企業収益とAI関連投資の伸びを重視する流れ」が強まっているとの見方もあります。今後は、米金融当局(FRB)の追加利上げ観測と、決算内容が株価の方向性を左右しそうです。