2026-10-03
米長期金利は20年ぶり高水準 「高金利時代」で株・債券に圧力
米国債市場では10月初旬にかけて長期金利が一段と上昇し、10年債利回りは一時5.3%台、30年債利回りは5.6%台と、いずれも2000年代初頭以来となる水準に達しました。長期金利の急伸は、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を高水準に長く維持するとの「高金利長期化」観測に加え、米財政赤字拡大による国債増発への警戒など複数の要因が重なった結果とみられます。
この金利上昇は、株式と債券の双方に重石となっています。米国株全体の指数は年初来では上昇しているものの、個別銘柄ベースでは多くの銘柄が直近1年の高値から15%以上下落しており、相場の実感は指数ほど強くありません。また、既発の債券価格は利回り上昇の裏返しとして下落し、幅広い年限で評価損が広がっています。市場では、「世界経済の配管」とも呼ばれる米国債市場が落ち着きを取り戻せるかが、今後の株式・クレジット市場の方向性を占う最大のポイントとの見方が強まっています。
元記事: What’s Happening in the Bond Market Right Now (And Should You Adjust Your Portfolio?)