2026-10-03
米雇用減速で「利上げ打ち止め」観測強まる 株高・金高・長期金利低下の連鎖
米国の9月雇用統計(非農業部門雇用者数)が市場予想を大きく下回り、10月2日の世界市場では「FRB(米連邦準備制度理事会)は当面利上げを見送る」との見方が一気に強まりました。米株式市場ではS&P500やナスダックなど主要株価指数が上昇し、特に金利に敏感なハイテク株や住宅関連株が買われました。一方で、これまで急騰していた米国債利回りは低下し、30年債利回りは5%台半ばからやや落ち着いた水準へと反落しています。
長期金利の一服は、安全資産としての金(ゴールド)価格も下支えしました。金のスポット価格は1オンスあたり4,180~4,190ドル台へと小幅に上昇し、9月の急落後に見られていた自律反発の流れを確認する形となっています。高金利が長期化するとの懸念は残るものの、「利上げサイクルの最終局面入り」との期待が意識される中、株式・債券・金の三市場が同時に支えられる珍しい局面となりました。今後は、インフレ指標やFRB高官の発言を通じて、本当に利上げ打ち止めなのかを市場が見極める展開が続きそうです。
元記事: Stocks and bonds rise as jobs ease Fed-hike wagers: Markets wrap