2026-10-01
金相場は4,100ドル台前半で下げ一服 「9月急落後の自律反発」とETF需要が下支え
金(ゴールド)の国際価格は、9月に約8%下落したあと、10月1日の取引で1オンス=4,100ドル台前半〜4,100ドル台後半のレンジでもみ合う展開となっています。オーストラリアの貴金属ディーラーなどの市況レポートによると、米GDP改定値の上方修正をきっかけに一時急伸したものの、その後は高金利とドル高が重石となり、戻り売りも出やすい状況が続いています。
一方、インドなどアジア市場では、9月の調整局面を受けて宝飾需要や投資需要が徐々に戻りつつあるとの声もあります。現物価格の下げを受けて、金ETF(上場投資信託)の保有残高が5営業日連続で増加するなど、「安値拾い」の長期マネーが静かに動き始めているとの分析も示されています。
足元では、米インフレ指標が予想を下回ったことで、10月の米利上げ観測はやや後退した一方、実質金利(インフレ調整後の金利)は依然高く、金にとっては逆風も残ります。今後は、米雇用統計と中東情勢などの地政学リスクが、安全資産としての金需要をどこまで押し上げるかが焦点となりそうです。
元記事: Gold inches higher as softer US inflation dims October Fed hike bets