2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-09-28

新興国債券プロがリスク縮小 米金利高止まりでスプレッドは2007年以来の水準に接近

新興国(エマージング)債券市場で、運用大手がリスク削減に動いています。米AegonやJPモルガン・アセット・マネジメントなどのファンドが、ハイイールド(信用力の低い高利回り債)や脆弱な国向けエクスポージャーを減らし、信用力の高い国債やローカル通貨建て債券へのシフトを進めていると、ブルームバーグ系の報道が27日に伝えました。ドル建て新興国債のスプレッド(米国債との利回り差)は約170ベーシスポイントと、2007年以来の低水準に迫っており、「リスクに対する上乗せ利回り(クッション)」が薄くなっていることが背景です。

一方で、米10年国債利回りはおよそ20年ぶりの高水準に達しており、投資家は「高金利が長期化する」シナリオを意識せざるを得ない状況です。原油価格が100ドル超で推移するなか、エネルギー輸入国にとっては経常赤字やインフレ圧力のリスクも大きく、ソブリン債(国債)への投資妙味は国・地域ごとに大きく異なります。

こうした環境下で、運用者はドル建て外債よりも、現地通貨建て国債や信用力の高い発行体に重心を移しつつあります。ローカル通貨建て指数は年初来で小幅なプラスを維持しており、通貨分散と利回り確保の両立を狙う動きが続きそうです。ただし、新興国債は信用・為替・政治リスクが重なる資産クラスであり、個人投資家にとっては、地域分散された投資信託やETFを通じた長期分散投資が現実的な選択肢になります。

元記事: Emerging-market bond pros are dialing down the risk