2026-09-22
FRB高官「インフレの粘り強さ」強調 利上げ後も市場はリスク資産に前向き
米連邦準備制度理事会(FRB)の高官は21日、相次ぐインフレ指標が想定以上に粘り強いことを理由に、先週の利上げ決定を支持したと発言しました。FRBは9月に政策金利を0.25%ポイント引き上げ、約3年ぶりの利上げ再開となりましたが、この発言は「利上げは一度きりではない」と受け止める向きもあります。政策金利とは、銀行同士がごく短期でお金を貸し借りする際の金利で、事実上あらゆる金利水準の土台になる指標です。
それでも、株式市場は現時点で大きく動揺していません。10年物米国債利回りは一時5%超まで上昇したものの、足元ではわずかに低下し、主要株価指数は小幅安にとどまりました。企業収益の底堅さに加え、「インフレ対策としての利上げは想定の範囲内」とする見方が、リスク資産への投資意欲を支えています。一方で、FRBが今後もインフレ抑制を優先する場合、景気減速や信用コスト上昇を通じて、株式や不動産など幅広い資産クラスに波及する可能性もあり、市場は経済指標とFRB要人発言を注視する局面が続きそうです。