2026-09-21
AI需要がけん引するアジア株高 日本休場の裏で進む「半導体偏重相場」
週明けのアジア株式市場では、半導体(チップ)関連銘柄を中心に株価がじり高となりました。背景には、生成AI(人工知能)向けデータセンター投資の拡大で、高性能メモリやプロセッサーへの需要が強いことがあります。
ロイターによると、9月21日月曜の取引で、日本を除くアジア太平洋株の広範な指数は0.3%上昇。韓国のハイテク株比率が高い株価指数は1%超の上げとなり、AI関連の半導体メーカーに買いが集まりました。日本市場はシルバーウィークの祝日で休場でしたが、日経平均先物は0.5%高と、海外勢を中心に強気姿勢がうかがえます。
一方で、原油価格はサウジアラビアによる増産観測などからやや軟化しており、中東情勢の地政学リスクを一定程度相殺しています。為替市場では、円相場が157円近辺で推移する中、日本当局による為替介入への思惑がくすぶっており、薄商い(売買が少ない状態)を通じて相場のボラティリティ(変動の大きさ)を高める可能性も指摘されています。
投資家にとっては、AI関連の成長期待と、金利上昇・原油・通貨不安といったマクロリスクとの綱引きが続く構図です。半導体など一部セクターへの資金集中が進む中、アジア株全体としては指数の上昇に比べて銘柄間の明暗が分かれており、「テーマ偏重相場」にどう向き合うかが今後の課題となりそうです。