2026-09-06
米雇用統計サプライズで利上げ観測強まる 株安・債券安で「金利再引き上げシナリオ」が現実味
米国市場では9月4日発表の雇用統計が予想を上回り、株式と債券が同時安となりました。非農業部門の雇用者数が市場予想を上回る16万2,000人増となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が一気に強まりました。主要株価指数ではダウ工業株30種平均が0.5%安、ハイテク株比率の高いナスダック総合も0.3%下落しています。
金利先物市場(CMEのFedWatchツールなど)では、9月16日のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げが実施される確率が5割超へ上昇。利上げは将来の企業利益を割り引く「割引率」を押し上げるため、成長株中心の株式市場や、既発債券価格に逆風となります。
長期金利の上昇は、株式だけでなくゴールドやビットコインなどの「無利息資産」にも重荷となり得ますが、一方で足元ではインフレ再燃懸念もくすぶっており、投資家は「高金利がどこまで続くか」を見極めようとしています。短期的にはボラティリティ(価格変動)が高まりやすく、長期投資家にとっては押し目形成の有無が焦点となっています。
元記事: Stocks fall after a surprisingly strong jobs report raises prospects of an interest rate hike