2026-09-04
「利上げ見送り」観測で金相場が急反発 米雇用統計とFRBの一手に市場が神経質
金(ゴールド)相場は9月3日、1オンスあたり4,450〜4,500ドル台に急反発しました。前日までの下落から一転した背景には、米雇用指標の弱さや、FRBウォラー理事が9月会合での利上げ見送りに言及したことがあり、市場で「米金利はピークに近い」との見方が強まっています。長期金利を示す米10年国債利回りは4.7%台から低下し、金利を生まないゴールドにとって逆風だった環境がやや和らぎました。
金先物や金ETF(上場投資信託)への資金も戻りつつあり、テクニカル面では4,400ドル台が重要なサポート(下値支持線)として意識されています。一方で、市場参加者の視線は、日本時間9月6日未明に発表される米8月雇用統計(NFP)に集中しています。雇用の伸びが鈍化すれば、利上げ観測はさらに後退し、ゴールドには追い風となる可能性がありますが、逆に強い数字が出れば再び売り圧力が強まるリスクも残ります。
投資家にとっては、金価格の短期的な乱高下に振り回されるのではなく、長期的なインフレヘッジ(物価上昇から資産を守る手段)としてどう位置づけるかが問われる局面と言えます。
元記事: Gold price nears $4,500 as jobs data, Waller ease yield pressure - Kitco AM Report