2026-09-01
ビットコインは7.8万ドル台で堅調スタート 9月相場はETF資金と金利動向がカギ
暗号資産(仮想通貨)市場は9月1日、ビットコインが1枚あたり約7万8,000ドル台で推移し、24時間比で小幅高と堅調なスタートを切りました。大手取引所系のリサーチによれば、8月31日の米国スポット型ビットコインETFには2億ドル超の純資金流入があり、現物需要が依然として価格を下支えしているとされています。一方で、イーサリアムなど主要アルトコインも2%前後上昇したものの、暗号資産全体の時価総額はわずかに減少しており、銘柄間で資金の選別が進んでいる様子もうかがえます。背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長によるジャクソンホール会議でのタカ派(利上げに前向き)発言があり、米10年国債利回りは4.7%台後半まで上昇しました。通常、長期金利上昇はリスク資産に逆風ですが、足元ではビットコインETFへの安定的な資金流入がその影響を相殺している構図です。もっとも、市場心理を示す「恐怖・強欲指数」は高水準からやや低下しており、投資家の過度な強気ムードには一服感も出ています。9月は歴史的にボラティリティ(価格変動)が高まりやすい月とされるため、今後はマクロ経済指標とFRBの金融政策、そしてETFフロー(資金流入出)の動きが、ビットコイン相場の方向性を左右しそうです。