2026-08-28
世界株はインフレ指標を消化し小動き 米国株はハイテク高と値下がり銘柄が拮抗
世界の株式市場は、米国の最新インフレ指標を受けて神経質な小動きとなりました。26日に発表された米物価統計は、前月比で市場予想をわずかに上回る「やや強め」の結果となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が高金利政策を長めに維持するとの見方が意識されました。
ニューヨーク市場では26日、S&P500種株価指数はほぼ横ばい、ダウ平均株価は小幅安となる一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は1%超上昇しました。半導体大手エヌビディアなど一部の大型グロース(成長)銘柄が指数を押し上げた半面、S&P500構成銘柄の半数以上は下落しており、決して全面高とは言えない内容です。
欧州市場でも、フランス大統領選のテレビ討論会や2027年度予算案をめぐる政治的不透明感が意識され、主要株価指数は方向感に乏しい展開となりました。商品市場では、エネルギー価格の変動と米金利見通しをにらみつつ、金や銅などのコモディティが一進一退の値動きとなっています。
足元では、米ジャクソンホール会合でのFRB議長講演や、次回の米雇用統計など、相場に影響を与え得るイベントが相次ぐ予定です。株式市場は、インフレ鈍化期待と高金利長期化懸念の綱引きの中で、「先を急がない」ポジション調整局面が続いていると言えます。