2026-08-28
ゴールドは1オンス4,600ドル台を維持 ホルムズ海峡リスクとFRBイベントを前に神経質な保ち合い
金価格(ゴールド)は27日、1オンス=4,600ドル近辺でのもみ合いが続きました。インドや中東など実需市場の指標に加え、パキスタン国内の金小売価格が1トラ(tola=南アジアで用いられる約11.7gの単位)あたり3,500ルピー下落したことからも、国際指標価格が前日比で35ドル安の4,605ドル付近まで調整したことが確認されています。
一方、商品市況全体では原油価格が米ブレント先物で1バレル87ドル台まで下落し、ホルムズ海峡(中東の重要な海上輸送路)をめぐるイランとカタールの協議進展期待から、供給不安がやや後退しました。金はこうした原油安とドル高基調の中でも、4,600ドル前後で下げ渋っており、安全資産としての需要の強さがうかがえます。
市場参加者の関心は、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の利上げ・利下げ方針を示すとみられるジャクソンホール会合や、今後発表される米インフレ指標に集中しています。金利が長期的に高止まりすれば金の逆風となる一方、米国債利回りが落ち着けば金には追い風となります。27日時点では、投資家がこれらのイベントを見極めるまで、金は4,600ドル近辺で「待機」の色合いが強い局面といえます。