2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-08-26

アジア債券市場に資金回帰 米財務省の国債買い戻しとドル安で社債発行が活発化

アジアの債券市場で、社債発行がにわかに活発化しています。デンマーク系オンライン証券Saxoのアジア市場レポートによると、8月25日時点で、日本企業を中心にアジア発行体がドル建て・ユーロ建て債で約70億ドルを1日で起債し、ここ2カ月で最も多い発行額となりました。背景には、米財務省による長期国債買い戻し拡大方針を受けて、米長期金利が一時低下し、ドルも軟調に転じたことがあります。

投資家側から見ると、米ドル安とボラティリティ(価格変動)の低下を受け、相対的に高い利回りが期待できるアジア社債への関心が高まっています。IMF(国際通貨基金)の金融安定化報告書によれば、2025年以降、エマージング市場(新興国)の債券・ローン市場に対する投資は、金利差を狙う「キャリートレード(高金利通貨への資金シフト)」の一環として再び増勢に転じつつあります。

もっとも、中国を中心とした資本流出が続いている点には警戒も必要です。米財務省の為替報告書は、2024年後半から2025年前半にかけて、新興国全体で7,240億ドル規模の純資本流出が発生したと指摘しており、好調な発行環境が続くかどうかは、米金利動向とともに各国の成長力や財政バランスに左右されそうです。日本の個人投資家にとっても、外貨建て債券ファンドなどを通じた「利回り狙い」の動きが今後強まる可能性がありますが、為替や信用リスクを慎重に見極める必要があります。

元記事: Asia Market Quick Take – 25 August, 2026