2026-08-26
ゴールドは3カ月ぶり高値から一服 米インフレ指標とFRB要人発言を前に利益確定売り
金(ゴールド)価格は8月25日、1トロイオンス=4,700ドル近辺の約3カ月ぶり高値を付けた後、やや反落しました。ドル高気味の動きが戻ったことや、直近の急上昇でポジションを膨らませた投資家による利益確定売りが出たことが背景とされています。指標となるスポット価格は一時4,640ドル台まで下落し、米国の金先物価格も高値圏で横ばいが続きました。
市場の注目は、今週発表される米国のインフレ指標と、連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長による講演内容に集まっています。長期金利の一時的な低下や、米景気指標のやや弱い結果が金相場の押し上げ要因となってきましたが、インフレが再加速すれば追加利上げ観測が強まり、金利を生まないゴールドには逆風となる可能性があります。
一方で、米財政の先行きや国債買い戻し拡大をめぐる不安から、ドルや国債よりも価値を保ちやすい資産として金を選好する「デベースメント・トレード(通貨価値の希薄化を嫌う投資行動)」も根強いとされます。アナリストの一部は、ETF(上場投資信託)への資金流入や各国中央銀行の買い増しが続く限り、押し目では実需(実際の現物需要)が入りやすいと指摘しており、中長期的な強気見通しは崩れていないとの見方も多くなっています。
元記事: Gold slips on profit-taking after rally to over three-month high