2026-08-24
世界株は上昇相場に一服感 S&P500が3週ぶり反落、AI関連と金・ビットコインの強さが対照的
8月第3週の世界株式市場は、ここ数週間続いた上昇トレンドに一服感が出ました。米国の代表的な株価指数S&P500は週間ベースで約1.4%下落し、3週連続の上昇がストップ。特に、高バリュエーション(割高)とされるAI関連銘柄を中心に利益確定売りが広がりました。一方で、インフレ再燃や政府債務拡大への警戒から、長期国債利回りが上昇し、債券価格は下落。株式と債券の両方に調整圧力がかかる中で、金(ゴールド)やビットコインといった「オルタナティブ資産(代替投資)」への資金シフトが指摘されています。
週末にかけては、翌週に控えるジャクソンホール会議(米連邦準備制度理事会FRB議長の講演で知られる年次シンポジウム)と、米大手半導体企業エヌビディアの決算発表が意識され、投資家のリスクテイクはやや抑制されました。市場では、AI関連投資ブームが企業収益でどこまで裏付けられるか、また中央銀行が高金利政策をどれだけ長く維持するのかが、今後の株式バリュエーションを左右するとの見方が強まっています。短期的には調整局面でも、長期投資家にとってはセクター間の選別や債券・オルタナティブ資産との分散投資が一層重要になりそうです。