2026-08-22
米株は週末に反発も「債券市場リスク」は継続 暗号資産関連株が上昇を主導
21日(金)の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇し、波乱の1週間を小幅高で締めくくりました。ただし、長期金利の急変動や原油高が続いた影響で、週間ベースでは約1カ月ぶりのマイナスとなっており、投資家のリスク選好が本格的に回復したとは言い難い状況です。
この日の相場をけん引したのは、米財務省の国債買い戻し拡大と暗号資産価格の急伸を受けた「クリプト関連株」です。大手ネット証券ロビンフッドや暗号資産取引所コインベース、ビットコインマイニング企業などが10%前後の上昇となり、ハイテク株中心のナスダック指数を押し上げました。一方、金利上昇の影響を受けやすい高バリュエーション(割高評価)銘柄や、一部の景気敏感株には戻り待ちの売りも見られました。
市場関係者の注目は依然として債券市場に集まっており、「財務省のテコ入れが長期金利の上昇圧力をどこまで抑え込めるか」が株式の持続的な上昇のカギとされています。日本の投資家にとっては、米株指数そのものだけでなく、暗号資産や金といった他のリスク資産・安全資産との連動性にも目を配ることが、今後の国際分散投資を考えるうえで重要になりそうです。