2026-08-12
米国株が高値圏から一服、原油高とインフレ指標控えで神経質な展開
米国株式市場は8月11日(現地時間)、史上最高値圏からやや調整し、小幅安で取引を終えました。S&P500種株価指数など主要指数は、ここ数週間の上昇で割高感が意識されるなか、原油価格の乱高下と今週発表されるインフレ指標(消費者物価指数など)を前に、いったん様子見ムードが強まりました。
足元では、中東の緊張やホルムズ海峡(原油輸送の要衝)の封鎖懸念から、北海ブレント原油先物が一時1バレル=90ドル超まで上昇する場面もありました。原油高は、ガソリン価格上昇や企業コスト増を通じてインフレ再燃につながる可能性があり、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月会合で追加利上げに踏み切るかどうか、市場は神経質に見守っています。
一方、4-6月期決算シーズンでは多くの企業が市場予想を上回る利益を計上しており、S&P500企業の1株利益は前年同期比で大幅増加との試算も出ています。この「企業業績の強さ」と「インフレ・金利への不安」という綱引きが続くなか、投資家はハイテク株だけでなくディフェンシブ(景気に左右されにくい)銘柄や高配当株にも物色を広げつつ、今週のインフレ指標を次の方向感を決める材料として注視しています。
元記事: Markets Pull Back for Incoming Inflation Data: Stock Market Today