2026-08-05
ビットコインは6.3万〜6.4万ドル維持、地政学リスク下で「静かな粘り」
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは8月4日時点で1ビットコインあたり6万3,000〜6万4,000ドル前後で推移し、7月に約7%上昇した後も落ち着いた値動きを続けています。中東情勢や関税を巡る緊張など、マクロ経済や地政学リスクが高まるなかでも、価格レンジが大きく崩れていないことから、市場では「ボラティリティ低下と底堅さ」が意識されています。
ビットコイン現物ETF(上場投資信託)は6月に記録的な資金流出を経験しましたが、7月後半以降は少額ながら資金流入に転じる日も増えており、直接コインを保有しない形での長期投資需要はなお残っているとみられます。一方で、ETFを通じた保有は自己管理(セルフカストディー)や24時間取引といった「暗号資産ならではの特徴」を生かしにくいとの議論も根強く、オンチェーン(ブロックチェーン上)の保有動向とETFのフローが乖離する場面も見られます。投資家にとっては、価格そのもの以上に「どの器(現物・ETF・デリバティブ)でビットコインに投資するのか」が重要なテーマになりつつあります。