2026-08-04
米株が急反発、原油急落でインフレ懸念が後退 ナスダックは2%高・ダウは最高値圏
8月3日の米国株式市場は、原油価格の急落をきっかけにインフレ懸念が和らぎ、大きく反発しました。S&P500種株価指数は過去最高値近辺まで上昇し、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は約2%高と堅調。景気敏感株を多く含むダウ平均株価も1%超上昇し、終値ベースで最高値を更新しました。
背景には、米政権によるイランとの緊張緩和に向けた交渉入りの報道があり、中東リスクを背景に一時高騰していた原油価格が1日で5〜7%下落しました。エネルギー価格の落ち着きは、米国の消費者物価指数(CPI)など先行きインフレへの不安をやわらげ、金利上昇圧力も一服。株式などリスク資産に資金が戻る「リスクオン」の動きが強まりました。
一方で、市場では依然として2025〜26年にかけて起きた株式市場の急落局面の記憶が残っており、AI(人工知能)関連株や巨大テック企業の先行きについては警戒も続いています。投資家は、足元の原油安や株高を歓迎しつつも、今後発表される物価指標やFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策スタンスが、再び相場のボラティリティ(価格変動)を高める可能性も意識しています。短期的な反発局面ながら、「インフレ懸念後退」と「利下げ期待の織り込み過ぎ」の綱引きが続きそうです。
元記事: US stocks rally near a record as falling oil prices ease Wall Street's worries about inflation