2026-08-01
世界株は米ハイテクと欧州銀行株に明暗 決算シーズン後半で「質への逃避」鮮明に
8月1日〜2日の世界株式市場では、米国の大型ハイテク株が決算を受けて反発する一方、欧州の銀行株が売られる展開となりました。米S&P500とナスダック総合指数は、主力テック企業の予想を上回る利益率とAI投資の持続を好感して上昇。一方、欧州では複数の大手銀行が、与信費用(貸倒引当金)の増加や投資銀行部門の収益鈍化を開示し、金融株指数を押し下げました。
MSCIが算出する世界株指数(先進国・新興国を含む)は小幅高にとどまったものの、セクター別では「ディフェンシブ」と呼ばれる生活必需品やヘルスケア関連株に資金が流入。高バリュエーション(割高水準)にあるAI・半導体関連株への選別色が強まっており、決算内容の良し悪しが株価に直結しやすい地合いです。
為替や債券市場では、米欧の金融政策スタンスの違いが意識され、欧州中央銀行(ECB)の利下げペース加速を織り込む動きが一段と進んでいます。投資家の間では、「グロース(成長株)一辺倒」から収益の安定性や配当利回りを重視する動きへのシフトが続くかどうかが、今後の資産配分(アセットアロケーション)の焦点となっています。
元記事: Wall St gains on Big Tech earnings as European bank shares slide on rising provisions