2026-08-01
米7月雇用統計を受け、利下げ観測再燃 株・債券・ドル・金が一斉に揺れ動く
米労働省が7月の雇用統計を8月2日(米国時間1日)に発表し、非農業部門雇用者数の増加が市場予想を下回った一方、失業率が小幅に上昇しました。賃金上昇もやや勢いを欠き、インフレ(物価上昇圧力)が落ち着きつつあるとの見方が強まったことで、9月以降の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が再び前面に出ています。
金利先物(将来の政策金利を取引する市場)では、年内2回以上の利下げを織り込む動きが強まり、米10年国債利回りは一時低下。これを受けて、ナスダックなど成長株中心の株価指数が上昇する一方、銀行株など金利上昇メリットの大きい銘柄はさえない展開となりました。
為替市場では、ドルが主要通貨に対してじり安となり、ユーロや円などが買い戻されています。ドル建てで取引される金(ゴールド)先物は、利回り低下とドル安を背景に上昇し、再び安全資産・インフレヘッジ(物価上昇から資産を守る手段)としての需要が意識されました。投資家は、今後発表される物価指標とFRB高官の発言をにらみつつ、「利下げは近いが景気減速も進む」という難しいバランスをどう評価するかが焦点となっています。
元記事: US stocks rise, Treasury yields fall after softer July payrolls fuel Fed rate cut bets