2026-07-31
FOMC控えで世界株が様子見ムード、ハイテク決算と金利観測が綱引き
米連邦準備制度理事会(FRB)の7月会合を目前に控え、世界の株式市場は29〜30日にかけて方向感に欠ける展開となりました。FRBは政策金利を据え置く見通しですが、足元で米長期金利が上昇し「事実上の追加引き締め」となっているとの見方が出ており、投資家は声明文とパウエル議長の会見に神経を尖らせています。FRBは米国の中央銀行に相当します。
一方、米企業決算シーズンは山場を迎えており、大型ハイテク株の決算が指数全体を大きく動かしています。ある米メディアは、金融セクターやディフェンシブ株(景気に左右されにくい銘柄)への物色が強まる一方で、バリュエーション(株価水準)の高い成長株には利益確定売りも出ていると指摘します。
欧州やアジア株も、米金利動向とドル高をにらみながら小動きにとどまりました。投資家の関心は、FRBがインフレ鈍化にもかかわらず「長期高金利」を維持するのか、それとも年内の利下げに含みを持たせるのかという点に集まっています。結果次第では、株式だけでなく債券・為替・コモディティ(商品)市場全体にポジション調整が広がる可能性があります。