2026-07-30
ゴールドが反発、原油急落と金利・ドル低下で再び上値試す展開に
金(ゴールド)相場は直近の取引で反発し、1トロイオンスあたり約4,100ドル前後まで戻しています。市況レポートによれば、北海ブレント原油が1バレル90ドル台前半まで急落したことに加え、米10年物国債利回りが約4.63%へ低下、ドル指数も0.3%ほど軟化したことが、金価格を押し上げました。金は利息を生まない資産のため、通常は金利上昇やドル高に弱い一方、インフレヘッジ(物価上昇から資産を守る手段)や安全資産とみなされる側面もあり、足元では「金利・ドルの一服」と「地政学リスクへの警戒」が同時に意識されています。
テクニカル面では、金価格は3,950〜3,960ドル付近で下値を固めた後、20日・50日移動平均線を上抜け、上昇トレンドを再確認する形となりました。市場では4,185ドル近辺に中期的なレジスタンス(上値抵抗帯)が意識されており、この水準を明確に突破できるかが次の焦点です。CMEのFedWatchツールが示すところでは、7月会合での現状維持観測が6割超、9月に追加利上げが行われるとの見方が7割台と、なおタカ派寄りの金利見通しが残っています。投資家にとっては、金を利回り資産や株式とどう組み合わせるかが、ポートフォリオ全体の防御力を左右しそうです。