2026-07-30
米S&P500は小幅高、半導体売りの陰でディフェンシブ株に物色広がる
米国株式市場では28日、S&P500種株価指数が小幅に上昇し、ハイテク中心のナスダック総合指数は下落しました。主因となったのは、AI(人工知能)向け半導体(チップ)関連株への過度な投資負担を警戒した売りが出た一方、景気に左右されにくいディフェンシブ株や一部の工業株に買いが入ったことです。S&P500はボーイングやコカ・コーラなど伝統的な大型銘柄の上昇が相場を支えました。
投資家の視線は、今週予定されているアップルなど大手テック企業の決算と、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合に向いています。AIデータセンター投資が企業収益を押し上げるのか、それともコスト過多になるのかを巡り、市場心理は揺れやすい状態です。AI関連株に集中していた資金を、一部の投資家がバリュー株(割安株)や配当株に振り向ける動きも見られ、ポートフォリオの分散があらためて意識されています。短期的にはボラティリティ(価格変動)の高まりに注意が必要ですが、決算内容次第では物色の方向が再び変わる可能性もあります。